投稿

7月, 2020の投稿を表示しています

タミヤ:ハイトルクサーボセイバーの持病であるニュートラルズレに一工夫

イメージ
 一応業界スタンダード?な位置を長いこと占めているタミヤのハイトルクサーボセイバーですが… まぁよく言われるようにニュートラルがずれます。 一応対応方法はあるので今回はその話。 まず説明書通り組むとこうなります。 スキマ 一番内側のリングで樹脂パーツを挟み 込み、外側2枚のリングで一番内側のリングを押さえている。 ニュートラルのズレはこの内側1枚のリングと外側2枚のリングがズレることで結局一番内側のリングがきちんと樹脂パーツを”真ん中で”保持出来なくなることで起ります。 じゃぁどうするのか。 3枚ではなく、2枚(金色1枚、黒色1枚)で押さえます。 単純にやるとこうなります。 真ん中の金色一枚を抜いて一枚ずつにする 当たり前ですが、真ん中一枚分のスキマが開いて、黒色のリングの引っかかりが非常に怪しくなります。 なーのーでー 取り去った金色リングの代わりにテープを貼る 今回はマスキングテープを3枚貼ってみました。 全周巻いたら意味がないので適当…左右それぞれ6mm~8mm程度?です。 黒色のリングがきちんと外側に引っかかっているのが解るでしょうか。 抜いた金色リングのスキマも全体的に均等になった 樹脂パーツを内側の金色リングと外側の黒色リング、2枚で挟めている のが解ると思います。 当然3枚あったのを2枚にするので、ニュートラルがずれることはコレで防げますが、どうしても緩くなるのは防げません。 正直なところ、ホーンの長さが足りるのであればキンブローのサーボセイバーを使うことをおすすめしますが… いろいろ長さがそろっているハイトルクサーボセイバーを使う時は一工夫しないと行けない事だけは覚えておきましょう。 ただ、タミグラ・タミチャレだとこの工夫は…NGな気がします。 【ネコポス対応】SP.1000/タミヤ/ハイトルクサーボセイバー(黒) 楽天市場でチェック Amazonでチェック by カエレバ [174] サーボセイバーホーン(フタバ用) キンブロー製 (4534182001747) 楽天市場でチェック Amazonでチェック by カエレバ サーボセイバーホーン (サンワ、KO大用) キンブロー製 172 楽天市場でチェック Amazonでチェック by カエレバ なお、XRAYのサーボセイバーは堅すぎるのでそれなりのサーボ以外に使うとセイバーとしては動作せずサーボを

ツーリングカーのタイヤ幅。ナローとミディアムナロー

イメージ
タイヤの幅の話です。 現在販売されているのは2種類。 ミディアムナロー(24mm) ナロー(26mm) の2種類です。 初めてスペアタイヤを買うときはホイールの形状に目が行くと思うのですが… ホイールの形状ばかりに目を奪われてミディアムナローのホイールにナローのタイヤを買ってしまい悔しい思いをした人が居るかもしれません。 なぜ ミディアム ナロー なのでしょうか。 「ミディアム」 ってどこから出てきたの?と思う人も居るかもしれません。 元々(90年後半)は スーパーナロー(20mm) ナロー(26mm) ワイド(33mm。事実上TA02W/SW専用) の3種類でした。 ※元々という意味で言うとTA01のみだった頃はナローの26mmのみでした で、なんかよくわからないうちに出てきたのが24mmのミディアムナローでJMRCAのレギュレーションが24mm以上になり、都合20mmのスーパーナローが消えて、TA02が市場から消えるとともにワイドが消えて現在に至ります。 スーパーナロー と ナロー の間だから ミディアム ナロー です。 ミディアムナローのTA05IFS(左)とスーパーナローのYR-4M2(右) ちなみに昔はタミヤはナローとワイドのタイヤしかなく、スーパーナローの販売実績はないはずです。なぜタミヤが製品にミディアムナローという名称をつかっているのかは…わかりませんw スーパーナローは覚えてる限り…ですが、当時RCで初めてベルテットタイヤを製品化して売れていたRIDEやカワダ模型が主に販売していたと思います。 ちなみにRCは面圧の低さの都合、基本的に細いほどグリップします。 で、なぜJMRCAのルールが24mmになり、スーパーナローが消えたのか、経緯は知りません。 ガチで24時間戦うIT屋さんとして働いていてRCどころではなくなっていた為です… 勝手な予想ですがたぶんというかどーせ ヨコモ あたりがなにかしら噛んでるんでしょ?と思ってます。

ボディのカラーリングとタブー?

イメージ
昔のことを思い出したついでに。 youtube等でRCのレースを見ると、上位の車両は ファイアーパターン が多いことに気がつくと思います。 あれは何か意味があるんでしょうか。 全くありません。 赤色=フェラーリ(F1) 赤色=3倍速い(ガンダム) と一緒です。イメージの問題です。 …ガンダムは強かったり弱かったりいろいろありますが… RCの場合は ファイアーパターン=速い車 というだけの話です。 「速い車はファイアーパターン」では有りません。 「ファイアーパターンは速い車」です。 ファイアーパターン⊂速い車です。 これはまず間違いなく現在JMRCAの理事をしてる 広坂雅美 の影響です。 たまーにテレビに出てきますし、 番組「ほこ×たて」でやらせ問題 でも名前が出てきたのでどっかで聞いたなと思う人も多いと思います。 …そもそもなんでラジコンカーは捕まえる物じゃないでしょうに…猿が追いかけてこないので釣り糸で引っ張ったとか鷹に捕まえる練習させたとか聞いた覚えがあると思います。 ※軽く漁ってみましたが2013年10月23日付けでyokomoがやらせ問題を告発し、2013年11月1日にほこ×たての公式サイトが謝罪文と番組売り切りの旨を発表してます。探し方知ってる人は探せば出てきます。きちんと保存されてました。 ネガな話はおいといて。 この人、引退するまでずーっと、20年近く 白/緑ベースにオレンジの差し色をしたファイアーパターンで世界を舞台に優勝しまくった 結果、RCレースやってる人の場合、上記のような暗黙の了解があるためです。 なので早い人ほどファイアーパターンで色違いが多いです。 谷田部アリーナに展示されてる実物 「ファイアーパターンかっこいい!」 「自分もまねしたい!」 と思われるかもしれませんが、 白/緑だけは止めとけ と断言できます。 もう少し言うならファイアーパターンのボディをのせる時は配色には注意した方がいいです。 比較される為 です。 たぶん皆も同じように考えているのでしょう、同じようなファイアーパターンでも 白/緑 は広坂専用カラー という 暗黙の了解 があるのか、広坂車以外の白/緑ファイアーパターンは見たことありません。 たぶんですがこの暗黙の了解は世界規模です。 (海外の場合は比較云々じゃなくて敬意という意味が濃いとは思います) 別に怒られることはあり

ボディの互換性(ツーリングカー)

イメージ
ツーリングカーのボディサイズにはいくつか種類があります。 非常に似たり寄ったりなサイズな為、非常に紛らわしいけど確認するポイントは例外を除けば下記2点だけです。 全幅 180mm、190mm、200mmの3種類です。 細かいサイズ調整はホイールのオフセットであったり、ホイールスペーサーを使用します。 現在の主流は190mmです。 これは JMRCAのレギュレーション が190mmだからです。 逆に一番細いボディはタミヤの 日産プリメーラ …で、誰かが細くてのらねぇと言ってたような気がします…が、現在売られていないのでタミヤのXBシリーズで売られてる R32スカイライン あたりが一番細いと思います。 ちょっと細いな?と感じたら180mmです。 90年代半ばにツーリングカーブームを起こしたタミヤのスカイライン・セリカGT-FourのTA-01が180mmでボディの全幅が185mm前後だったかな?です。 現在XBシリーズとして出してる車両に乗ってるボディは元々が180mm前提の物が多いので注意が必要です。 逆に幅が有るのはエンツォフェラーリ…とかじゃないかな感がありますが、なんともいえません。 1/10サイズのエンジンツーリング用ボディが200mmが主流 だからです。 これは95年頃、京商が業界初のツーリング専用設計(たぶん)として出したEP/GPスパイダーのサイズとして200mmを採用したのが始まり(たぶん)です。 競技向け車両の一回り大きい スーパー10(テン) に対してGPスパイダーを ピュア10(テン)シリーズ というペットネーム?をつけて販売した為、現在でも ピュアテンサイズ という名称が残って販売されています。 ピュアテンサイズ=全幅200mm です。現在でも商品紹介に ピュアテンサイズ という用語は出てくるので注意が必要です。通常のボディに比べて安売りされることが多いので安売りされてるボディには要注意です。 180mmと190mmには特に名前がないので事前に調べておく必要があります。 古いボディや古いボディの再販物は180mm+ホイールのオフセットが前提で売られた物があるので注意が必要です。 ちなみに現在の190mmは(たしか)ヨコモが最初です。 フェラーリF50(YR-4M) あたりじゃないかなぁ…190mmの最初は… あの頃はメーカー( 1 / 2 )の

バッテリーの捨て方

イメージ
電気屋さんとかでバッテリーのリサイクルボックスを見たことがある人は多いと思いますが、RC用リチウムバッテリーをアレの中に入れてはいけません。 アレの中に入れていいのはRC用途のバッテリーの場合、 タミヤ製だけ です。 さて。 Google先生に「RC バッテリー 捨て方」とかで検索した際、結果は 「塩水につけてから自治体に~」 というサイトが大半だと思います。 電気屋の店頭に回収ボックスあるじゃん? リサイクルマークついてるじゃん? と思うかもしれません。 「近所に回収BOXある店舗あるからそこに捨ててる」 という人も居るかもしれませんし、 「じゃぁ俺も回収BOXに捨てよ!」 と思うかもしれませんが、捨ててはいけません。 なぜ捨ててはいけないのでしょうか。 店頭においてあるあの箱、 アレは JBRCという団体が用意してる箱 で、 団体加盟会社販売のバッテリー以外は捨ててはいけません。 …捨てたらどうなるかまでは知りませんが… 捨てていい物については上記のサイトにでかでかと「このマーク!」と主張してるのでそれを参考にしてください。 また、この辺に 会員企業 の名前が載ってます。 思いつく限りタミヤしかのってません。 じゃぁ、 イヤミのごとくヨコモのバッテリーラベルをのせてみる これってなに? という問題に行き着くと思いますが。 これは スリーアローマーク メビウスループマーク と呼ばれるマークで、「 リサイクル可能な原料使ってる よ!」ってアピールしてるだけです。 リサイクル可能な原料使ってないのにこのマーク使ったら駄目 以外にルールはありません(たぶん)。 細かく知りたい場合は上記のマーク名称、ISO14021等で検索してください。この記事書いてる中の人は細かい規定は斜め読みしかしてません。 下に併記されている「 RoHS」 は全く異なるマークで、「 有害な原料は規制以下しか使ってない よ!」ってアピールしてるだけです。 RC界隈で言うと主に アンプやモーターのハンダ溶けねぇ~って時に見る と思います。(RoHS規制ハンダは融点が高いのです) 上記の画像、正直 ヨコモがバッテリー処分はJBRCに丸投げしてる ようにしか見えないのですが… JBRCのルールから言うと店頭箱に入れられるのは「マークの下にバッテリーの種類を示す文字(Ni-Cd/Ni-MH/Li-ion/P

一段ステップアップできる特効薬

イメージ
実写のレースでも RCのレースでも 動画をみて 「自分もこんな風に運転したい」 「こんな競争私もしてみたい」 と思ったけれど。 どーにも上手く走れない。 そんな人は多いと思います。 まぁぶっちゃけそれができれば晴れて初心者脱出です。 どーにも上手く走れない人。 以前ログの画像をあげて 「やってみましょう?」 と記事を書きましたがやってみましたか? やってないですよね? 今回はそんなあなたに一個、あのログからやってみれば解ることを一つ紹介します。 ぶっちゃけこの記事に書いてることを意識して守れればコースは上手く回れるようになります。 少なくとも説明書通りに組み立てて居ればまず間違いなくできます。 どうしても上手く走れない場合は車が悪いです。 と言っても過言ではありません。 また、最低限として 練習中級編ぐらいはとりあえずできる 前提です。 さて前回のログはこちら。 とある一周のログ。 あ。ちなみにこのログ、プロポの ラップカウンター機能を使うと取得される ことがわかりました。なのでF1なのかCカーなのかどっちか解りません。 で。今回説明するために追加したのがこちら。 絶対値をとってみた ステアリングとスロットル。それぞれの「操作量」をとるために絶対値をとるとこうなります。 「グラフエリア」とかExcelの何かが入ってますが無視してください。今更とるのめんどくさいのでそのままです。 どうでしょうわかるでしょうか。 両方同時にいっぱいに操作してる箇所がありません。 基本的に ステアリングを 切る ときはスロットルを 緩めて いる ことが解るでしょうか。 スロットルを 握る 時はステアリングを 戻して いる ことも解ると思います。 簡単な様で意外と難しいかもしれませんが今回言いたいのは スロットルを握ったままステアリングを曲げるな。 ステアリングを曲げる時はスロットルを離せ。 ってことです。 さてもうちょっと突っ込んだ話を。 もう一つ図を追加してみます。 操作量を積み上げグラフにしてみた どうでしょうか。 気がつく でしょうか。 こうすれば分かるでしょうか。 操作量100のラインに赤線を引いてみた スロットルとステアリング、それぞれ100がいっぱいに切った状態なのでステアリング100+スロットル100=200が最大です。 ステアリングとスロットルを 両方足して100を超して

メーカーの選び方

イメージ
初めてオンロード用ホビーRCを買うときに気をつけるべきことは案外と少ないです。 オフロードは対象外です。 1.完成品かキットか 「完成品でバッテリーの充電だけすれば走れる」 という条件であればタミヤのエキスパートビルド(XBシリーズ)一択です。 京商も売ってますが、初心者は現在の京商はやめておいた方が無難です(後述) 2.キットの場合、どのメーカーのキットか キットと電装品(プロポ、アンプ、サーボ、バッテリー等)を分けて買う場合、 キットのメーカーを選ぶ必要があります。 現在、初心者用キットを販売してるのはタミヤとヨコモ、京商の3社ですが、現実的な問題からタミヤ一択、ヨコモと京商は対象外と考えた方が無難です。 さて。 ヨコモと京商は選択肢からなぜ落とした方がいいのか。 それぞれ企業別に説明します。 京商 部品の供給網が極端に弱いです。 売ってるところには売っているのですが、それ以外が極端に弱く、海外の製品は潤沢においてるのに京商の製品はあまりおいてないという場合も多々あります。 キットの安さに目を奪われるかもしれませんが購入後を考えると避けた方が無難です。 近くの模型店、あるいは専門店に京商の製品おいてるから京商でもいいよね?と思う前に買おうとしてる製品の部品は売り場のどのくらいの面積を占めているかを観察しましょう。 京商製品は限られた海外輸入品とは異なり種類が有りますから「京商」の枠で見ると広くても「京商の特定製品向けスペアパーツ」は海外の製品より下回る場合が多々あります。 京商は2018年4月に投資ファンドに買収され、現在は立ち直りの最中。 経験者であれば壊れる部品の予測からある程度の買いだめなどできるかもしれませんが初心者には正直無理だと思います。 市場在庫にない場合は メーカー出荷内容がblogで公開 されてるので一覧を見ながら製造出荷をまつしか有りません。 初心者で京商を選ぶ場合は1/10ではなく、ミニッツ限定と考えることをおすすめします。 ヨコモ ヨコモは競技車両メインのメーカーです。 一応SD~という名称で初心者用キットも販売してますが、流通量はどうしても劣ります。京商よりはマシだと思いますが。 レースの上位になるにつれ、ヨコモ製品を選ぶ人が多いです。 ちなみにヨコモは商品の製造中止がタミヤに比べると早いです。タミヤの様に10年前の製品のスペアパーツを

中古車って安いよね?

イメージ
中古品が好きな人にとっては耳に痛い話かもしれませんが。 ヤフオクとかメルカリとか。 昔と違ってインターネットのおかげで安易に中古品を手に入れることができるようになりました。 RCの場合も同じで中古車が簡単に手に入るようになりましたし、逆に簡単に手放せるようになりました。 ヤフオクだけでも常時数万点の出品がされています。 さて。 初心者がこの手の中古車を手に入れるというのはどうなのでしょうか。 結論から言うと 初心者が中古車でサーキット走行は 周りの迷惑になる から止めろ どうしても中古車がいいならサーキットではなく 公園・駐車場 でどうぞ。 です。 中古車はどうしても あちこち壊れていた り、 壊れているのを隠していた り、 いらない 中古部品を組み合わせていた り 初心者じゃまず見抜けないであろう不都合を抱えていることがほとんどだからです。 (むしろ壊れたら終わりのおもちゃとは違い完全な趣味・嗜好品であるRCだから当然です) 百聞は一見にしかず。 私が現在使っているTRG117、元は中古品なのですが 要約すると「カーペット路面で数回使用のみ。」と出品されていた物 です。 写真の状態を見るに特に大きなキズがあるわけでもなく。 そこそこ安値だったので落札しました。 下記は落札直後の写真なのですが、果たして不具合が見抜けるでしょうか。 見た目はきれいです 初級。フロント周りです。経験者であればぱっと見で違和感、よく見ると呆れます。 中級。初級が解ればすぐに気がつきます。気がつかない場合は間違い探しです。 上級。DD車両の知識が相当ないと無理です。 上から順に 全体像 見た目は触れ込み通りきれいです。 初級 経験者であればぱっと見で 違和感を持つ はずです。 気がつくと あり得ない と言うこと間違いなしです。 中級 初級に気がつけば すぐに解ります 。 初級で気がつかない場合は単なる間違い探しです。 上級 DD車両の知識が 相当ないと無理 です。 上級はあらかじめDD車両の、特にタミヤ車両に対する知識が 相当ないと絶対に見つかりません。 どうでしょうか?解るでしょうか? 見た目はきれいでメカメカしくて格好よくて買いたくなるでしょ?? 答え合わせは最後のほうにのせときます。 はっきり言って 初心者は絶対無理 、経験者でも必要な知識がピンポイント過ぎて そんなのわかるか! と

ベアリングのサイズ

イメージ
最も基本的なオプションとしておそらくどのサイトやメーカーもおすすめするで有ろうベアリングですが、ベアリングのサイズ表記はRC独特です。 ベアリングのサイズについてです。 百聞は一見にしかず。 サイズ表記は半径ではなくて直径 1150の場合 850の場合 1510の場合 外径と直径からサイズが記載されており、 外径と内径を連結した表記になっています。 ただ、ややこしいのですが 内径は左寄せで1桁の場合は0を足して2桁に (5mmの場合は50、10mmの場合は10)、 外径は右寄せで0を省略 (10mmの場合は10、8mmの場合は8)です。 また、サイズは原則として外径と直径のみで、厚さはサイズ表記されません。 これは ミネビアミツミ社の型番表記 と同じルール です。 タミヤのベアリングは 少なくとも最初はどこ製だったか 察することができる表記ですね。実際は知らないですが。 タミヤの仕入れ先はおいといて。 RCカーの場合、基本的にメーカー関係なく上記の表記で販売されています。 たとえ中華からの仕入れ品でも上記の表記で売っているはずです。 なお、厚さは表記されてませんが、基本的に気にする必要はありません。 ただ、メーカーとしては 誰も1050とは書いてないよね?うちの型番の製品の記載してるよね?うちの製品素直に買っとけばすむ話だよね? と逃げることは可能なので1個単位のばら売り、10個でいくらというような汎用品を買うときは厚さも含めて一緒であることを一応確認した方が無難です。 たまーに変なサイズのベアリングが使用されていることがあります。 (どのキットか?までは覚えてませんがRCつついてる時に見つけたことは事実です。サーボの中身に使われてるベアリングだった気もしますが…)

ネジについて。プラスとHEX(六角)。鉄・チタン・アルミ。

イメージ
ネジですが。 キットについてくるのは通常プラスねじだとか、日常生活でもよく見るユニクロネジ(鉄にメッキしたもの)が多いです。 ガチガチのレース向け車両以外は大体鉄ネジ+プラスねじです。 じゃぁオプションで売られてるネジにはどういうものがあるかというと、 鉄だけど、プラスじゃなくてHEX(六角) チタンでHEX(略) アルミでHEX チタンとアルミ混合でHEX 大体はこの4パターンです。 新キットが出る度に スクエア というメーカーがセット品を販売開始します。 鉄ネジとチタンネジ ここでは プラスとHEX ネジの素材 の2面についてそれぞれ簡単に説明します。 1.プラスとHEX 経験者の車両はよーく観察するとプラスねじを使う人が少ないことに気がつくと思います。 これはなぜなのでしょうか。 理由は人それぞれだとは思いますが、 HEXで統一できる ピロボールなどと共通になる(ただし3mmのビス(2mmの六角))のでドライバーを持ち変える手間が単純に減る。 押しつける必要がない プラスねじは基本的に押し回しが必要ですが、HEXはその必要なし。 ただしあらかじめが切られているかどうかにもよる。 締め付け先がアルミなどの場合、ほぼ確実にねじ山が切られており、最後の一締め以外はすごく軽く早く回せる 大体はこの2種類じゃないでしょうか。 2も重要ですが、1の「統一」が主だと思います。 プラスとHEX、ドライバー持ち帰るのすごい面倒ですし。 2.ネジの素材 こちらは一般的な印象通りだとは思います。 鉄は重くてアルミは軽いという風な。 チタンやアルミについては…初心者用キット縛りのレースなど、結構用途が限られてきます。 素材が異なるビスはネジをなくしたり山が潰れて交換するときにコストがかかるのでおすすめしません。車両全体での軽量化も微々たるものなので数十グラムの軽量化に価値を見いだせるかどうかです。 鉄は重いですが頑丈です。 重い以外ほかに比べて特に欠点らしい欠点はないような気がします。 チタンは鉄より軽く、アルミよりは重いですが、粘ります。 アルミに比べて粘るので耐クラッシュ製はいいのですが、気がついたら曲がってることがあります。走りがおかしいな?と感じたら意外と曲がってることがあるので注意が必要です。 アルミは一言でいうとやめといた方がいいです。壊さない人向けです。 クラッシュの仕

何もしていないのにサーボから異音がする

イメージ
ステアリングを触っていないのにサーボから ジジジ…ジジジジジ… と異音がすることがありますが、よほどひどくない限りこれは異常では有りません。 サーボの構造的な問題なのですが… サーボは任意の角度で止める為にポテンションメーター(=可変抵抗)をつかってサーボホーンが今どの位置にいるかを検出しています。 検出した位置が操作量に対して、「行き過ぎ」「足りない」に応じてモーターを駆動することで一定の角度を保持します。 このとき、行き過ぎ・足りないを行ったり来たりすることで ジジジ… と鳴る訳です。 サーボ本体の設定やファームウェア次第になってくるのでなんともいえないところです。 仕組み上どうしてもなることがあるので心配する必要はありません。 ただし、ステアリングを切って戻したときにニュートラルの位置まで戻りきらない、あるいは切りすぎた位置で止まる時は何かしらあると考えていいです。 「戻りきらない」だけであればまず第一に「サーボのトルク不足」が考えられるのですが、仮にトルクが十分(もともと問題なかった)と仮定すると、 サーボか、あるいはプロポ側、どちらかの ポテンションメーター(=可変抵抗)が駄目になっている可能性が非常に高い です。 要はサーボなりプロポなりの可変抵抗が駄目になることで、ニュートラルの位置が定まらない、ニュートラルの位置が毎回変わることが原因で発生します。 このときは違うサーボをつけてみるなりしてサーボとプロポ、どちらが原因かを探りましょう。 サーボもプロポも消耗品です。 頻繁に壊れる様なものでは有りませんが壊れる前提で考えた方がいいです。

サーキットで事故ったとき

イメージ
公道で事故ってるのを発見したとき、まずは何をするでしょうか。 2次災害を防ぐために周りを知らせますよね? 例えば 徐行しつつハザード を炊いたり、警察へ通報したり。 駅のホームで何か見つけてしまったとき、まずは何をするでしょうか。 ホームに有る 非常停止ボタン を押して電車をとめますよね。 サーキットでも同じです。 事故を起こしたとき、気がついたときは まずは周りに事実を知らせる必要があります。 最初にやることは自車の回収ではなく、2次災害を防ぐことです。 このあたり勘違いしてる人が非常に多いのですが…自己中ですよね… サーキットで事故を起こしたときは最低限必要なのは ”ほかの車を運転してる人たちに事実を伝える” ことです。 伝え方はともかく、優先順位的には下記です。 事故が発生したこと。 事故った場所 まーお互い知らない人ばかりの中、慣れるまではキツイとは思いますが、最低限事故ったことだけは伝えないと玉突き事故が発生するだけです。 手段としてはシンプルで 大きな声 で 「ストレートで止まってまーす」 「ピット前でひっくり返ってまーす」 というだけです。 ※ひっくり返ったときは素直にひっくり返ったと言いましょう。  皆見つけにくい色してるのは知ってるので察してくれます。 単純ですがこれがあるのとないのとでは大分違います。 要は事故った車に突っ込まれて余計壊す可能性が大幅に減ります。 一声出すだけで修理代が数百円から数千円浮きます。 一声出さないと本来修理代が数百円ですんだものが数千円になり、併せて巻き込まれた人から恨みを買います。 大きな声を出すのが恥ずかしい >>越えられない壁>> 膨らんだ修理費+恨み の人は…まぁ弁償すればいいんじゃないでしょうかね。 レースの前とか、特にタミヤグランプリのガチ勢とか殺気だってますから体育館の裏に呼び出されても知りません。 これは本当にしゃれにならない話で 「今ぶつけたやつちょっと降りてこい!」 とか怒号が飛ぶことが本当に有ります。 サーキットはよくもわるくも 公道 であることを絶対に忘れてはいけません。 まぁそもそも恥ずかしい人は人前で運転なんかできないと思うので大丈夫だとは思いますが。 いろんな意味でガチ勢に絡まれると後が大変なので一般常識的に知らせるべきことは知らせ、謝るべきところは謝り、 おだてる

タミヤ TC01

イメージ
新橋タミヤで展示されてました。 Formula-E TC01シャシー タミヤらしいといえばタミヤらしい。 どうしてツーリングカーの比率(ホイールベース260mm/全幅190mm)で作るかなぁ…と… トヨタTS050もそうだったけど元々縦長のマシンも無理矢理ツーリングの縦横比+タイヤの大きさで作っちゃうからどうしてもずんぐりむっくりになっちゃってるんですよね。 これはこれでかっこいいんだけど。 それはさておき。 当初TC01は買う予定だったんですが、いろいろ考えた結果私は様子見。 最低限説明書が公開されてからかなと。 様子見の理由はいろいろあるけど SerpentProject4x Formula-eのボディで走りたいだけなら4xに載せれば事足りる タミヤ車である だんだん青くなる(=金がかかる)ので同じ買うなら最初からある程度青いの(=TC01R?)待った方がいいかなぁ? ロングリポ買いたくない 好みの問題。ショートリポしか持ってないし これ以上バッテリー買う気がない (10本ぐらい持ってる) 行きつけサーキットのレギュが30cリポ 30cショートリポは現在売られていない。2800mAh(ヨコモ)なら2本持ってるが…レースで 2800mAhで5分間は怪しすぎる しショートリポは卑怯だと言う輩が湧くしなぁ インボードはメンテが大変 皆は覚えてるだろうかTA05-IFS… それ以前にツーリングはよほど気が向いたときにしか走らせない ほぼほぼDD車なりの後輪駆動ばかり 面白そうではあるものの。 皆買うだろうしまずは様子見。 新車の前に最近走らせてない Project4x EVO(TS050)うごかそうよと。 TOYOTA TS050(2018) ※本物です

初心者はアルミ部品を買うな!

タミヤの製品といえば青。 青くなる=車両にお金がかかっている お約束のごとくカーボンと青い部品からできているTRFシリーズに対し、 最初は黒いけどどんどん青くなっていくTA/TBシリーズ。 まぁ青いマシンは速いという…ことも実はないんだけど(ドライバー次第)、 まぁ青いマシンに憧れるというのは分からないでもないです。 が。 初心者は安易にアルミ部品買うのはやめましょう。 タミヤ純正は高いから、イーグルとかyear-racingの青い部品とか買いたくなるのもわかるんですけどね? 例えば青いアルミ部品の場合、選び方・使い方を知らない初心者が買っても猫に小判、豚に真珠…ですめば まだ いいんですけど、第三者から見てると大体の場合は害悪です。 というのも、金属部品を入れると 堅くはなるけど、壊れる場所が別の場所に移動する 多くのケースでは修理しにくい、手に入りにくい部品が壊れるようになる 精度がいまいちだったり説明書通りじゃない 説明書通り作るところで躓く初心者が入れたところで説明書通りでちゃんと走る様にセットされてるのに崩れるて走らなくなるだけ アルミ部品は少なくとも半年は早いです。 なんとなくつきそうだから買ってみて。本人はこれでいいと思ってるとは思うんでしょうけど。 経験者から見ると明らかにおかしいんですよ。 本来ガタが出ない部分にガタが出てたり干渉するはずのない部品が干渉していたり 絶対にあり得ないセッティング になってしまっていたり。 アルミ部品っていうのは必要に迫られて入れるものであって、なんとなく入れる部品ではありません。 必要かどうかも判断できない・分からないのにかっこいいからで入れるのは 盆栽車 だけにしなさい。 せめて純正部品で構成された 説明書の寸法図でセットされている内容を読み解いて 、アルミ部品を入れた状態で 説明書のセットを再現できる程度 には詳しくなってからにしましょう。 説明書通りのセットで一度も走らせてない車にいきなりアルミパーツ入れて 「なんかおかしいな」 当たり前です。 ていうかそれ以前に うまく走る状態 を知らないのに、 なんかおかしいな もへったくれもありません。うまく走らないってそもそも うまく走る状態ってどんなんだよ? って話です。 まずはキットに入ってる部品だけで一切オプションを入れずに、うまく走る車ってどういう走りをするのか

絶対に持っておくべき1.5mm六角レンチ

イメージ
1.5mmの六角レンチ、 これはとりあえず準備すべきとかそういう話じゃない、 絶対に持っておくべき です。 タミヤ製なり、ほかのメーカーでもキット標準でついてくる工具が有りますが、ベテランになっても何かと便利な十時レンチと違って、L字レンチ。 あのL字レンチのうち、1.5mmの六角レンチだけはいいものを使いましょうねという話です。 とりあえず手持ちの1.5mmを集めてみました。 キット標準六角レンチ タミヤのキットについてくるレンチ。大体の場合 即ゴミ箱行き なのでランチボックスミニの空き箱から掘り出してきました タミヤRCツールについてくるレンチ サーキットに持ち込んでるレンチ。適度にしなる。根元まで細いのが特徴。 25年ぐらい前に買ったレンチ(メーカー忘れた) ピニオン専用と言っても過言ではないレンチ。一番強く締められる。カーボンや混入樹脂なんかに刺す芋ネジにも使う。 家にあった1.5mmレンチ とにかく3mmの芋ネジというものがくせ者で、 キット標準のレンチだとトルクが細くて十分な締め付けトルクが得られません。 素材もいまいちだし、精度もお察しなのですぐに芋ネジが駄目になります。 過去何回ピニオンの芋ネジが緩んでリタイアしたか… 2回や3回で効かないくらい 芋ネジが原因でリタイヤ してます。(20年前の話です) 「タイヤがいっこ外れた」とか、 「ドックホーンが外れた」とか。 かわいいものです。その程度なら 自走で帰ってこれる んですから。 ピニオン外れたら一巻の終わりですよ。 あまりにも芋ネジ原因が多いので③のちゃんとしたレンチを買ってからというもの、使いどころは非常に少ないものの非常に頑丈で未だにレンチの先が駄目にならず、レース出走前の点検では必需品です。 ③の専用品まで行かなくても②のセットについてくるものでも十分です。 ていうか③はトルクかけ放題なせいか、タミヤ工具では外せなくなることがたまにあるので適度にしなる②がいいような気もします。 とりあえず①のレンチだけはトルクが出ないのでNGです。 レースで使うとピニオン外れてリタイアの原因になるのでやめましょう。 全部に共通していえるのですが、芋ネジみたいな柔らかーいネジを使う場合はきちんと奥まで工具をさしこんでから回しましょう。 一瞬で駄目になります。

タイム計測に必要な「ポンダー」の基礎知識

イメージ
サーキットにいくとPCが一台おいてあるところが多いと思います。 あれ、何のためにおいてあるかというと、ラップタイムの計測に使用しています。 サーキットによりラップタイムの計測システムは大きく2つ、 KOプロポ製 MYLAPS製 の2つが有ります。 (ほかにもあるかもだけどこの2種以外知らない) PCの使い方は現地で店の人や常連に教えてもらうとして… ココでは多くのサーキットに導入されている MYLAPS製 のポンダーを買うのに最低限必要なことを簡単に説明します。 KO製はミニッツに絞っていて1/10用は生産終了っぽいですし。 まず、そもそもの大前提として、 サーキット走行にポンダーは必須ではありません。 店によるとは思いますが、多くの場合はレースの際に ポンダー持ってない人の為にレンタル してくれます。(有料かどうかは店次第) ただ、自分用のポンダーを持っているといつでもタイム計測ができるし、他の人との比較からいろんな意味で 目標 ができるのでサーキット走行をするので有れば一つ持っておいた方がいいです。 ここで問題になるのがポンダーはどれを買えばいいのか?です。 MYLAPS製のポンダーの場合、現行品で3種類有ります。 ちなみにポンダーは一個1万円ちょっとします。 買う人少なく、駄目になるものでもなく、基本的に受信機と同類でどんどん増える類いのものだけど、サーキットをまたいで使えるので中古相場も高値で安定しています。 安くなることは基本的にないので諦めてください。(業務連絡) で、話はそれましたがどのポンダーを買えばいいのか? という問題ですが、 MYLAPS製のポンダーは サーキットに導入されてる計測システムのバージョンに合わせて購入する 必要があります。 ざっくり2つに分けると、 すべてのバージョンで使えるけど最新の機能は使えないRC4-HYBRID 最新の機能が使えるけど店舗側のシステムが最新である必要があるRC4・RC4Pro はっきり言って最新のRC4を導入してるところに通っているならRC4専用の最新モデルでいいと思いますが、あちこち渡り歩くならHYBRID一択だと思います。 旧型で運用されてるサーキットは相当数有ります。 いずれにせよ、この2種類があることを念頭に、通ってるサーキットに導入されている店舗側のシステムのバージョンを把握した上で買うようにして

用語のギャップ:カウンターステア

イメージ
経験者と初心者で使う用語は似たようなものでも、実は意味するところが違う用語ってのは結構あります。 カウンターステアは連想させるものと実際の操作が全く違うものの一つだと思います。 多分、初心者の人が「このコーナーはカウンターステアを当てながら~」と聞いたら、 おそらくは カウンターステア=ドリフト これをイメージすると思います。 が、多くの場合、経験者の語るカウンターステアは「車は左に曲がっていくのに前輪は右に切れてる」よくあるカウンターのイメージ図とは違い、普通に曲がっていくだけです。 当然車は左に曲がっているのに前輪は右向いてるなんてことはなく、普通に左を向いてます。 じゃぁ経験者の言うカウンターって何? 多くの場合、これです。 プロポに残ってきたログですが、水色の線がステアリング、枠内はずっと右に切りっぱなし、その切れ具合を表してます。 画像下の③の箇所を下から右に走る箇所のログですが、水色の線が一瞬戻ってるのが分かるでしょうか。 「おっとっと!切りすぎたのでちょっと戻して切り直そう」=「カウンターステア」 大体の場合、経験者の言うカウンターはこれです。 戻すといっても 逆方向にタイヤが向くのではなく、 指先の操作が一瞬逆に向く だけ です。 進行方向に対し、右にぐいーっと切っていく途中、一瞬でもステアリングをもどしたらカウンターです。 なので経験者から 「このコーナーはカウンターで云々」 と聞いたからと言って鵜呑みにして本当に言葉の定義通りのカウンターを当てようとすると壁にまっすぐ突っ込むだけなので話半分に聞くか、上記のようなケースを考えて 「こいつのいうカウンターは実車で言うカウンターのことか?」 と疑った方がいいです。 ちなみに、どうしてこの一瞬の切り戻しがカウンターと表現されるのか。 一言でいうと 「右に曲がってるのに一瞬左に操作した」 からなのですが、 もっと言ってしまえば「脊髄反射で操作してる」ため、誇張してしまうからです。 こんな0.1・0.2秒の切り戻しなんか目で見て頭で 考えるより先に指が勝手にやっちゃう ことなのでどうしても表現が大げさになっちゃうんですよねw 興奮してあれこれしゃべってるときは気がつきませんが、後でなんかおかしくないか今の自慢?って気がつくパターンなので、文字通り捉えずに あくまでも印象の話 として捉えましょうw なお、頭で

電圧計は必要か?

イメージ
結論から言うと、リチウム系バッテリーを使うのであれば有った方が無難です。 ただし、よほどの単機能充電器(タミヤみたいな)もの以外、充電器に電圧計がついてると思うのでそれでも十分です。 何に使うのかというと、単純にバッテリーの確認です。 要は半分ほど減らしてからの保管のためです。 特に夏の時期は注意が必要なのですが、リチウムバッテリーは温度が上がると電圧が上がります。この時8.4Vを超えるのがよろしくないというのもあるし、基本的に50%保管が一番痛まないというのが大きいです。 最近の充電器はストレージ充電モードというのが用意されてるし、モードの一つとして電圧計がついてるのでそれでも十分代用は可能なのですが、 基本的にリポの場合、一日遊ぼうと思ったら充電器が一つだと常時どれかのバッテリーに充電する必要があります。 また、基本的に冷めるまでは充電を控えた方がいいリポの場合、最低でも数本をローテーション(走る→冷ます→充電する)する必要が出てきて扱いが煩雑になります。 この煩雑ななか、あと1ローテで終わりかな~って時にはまだ充電器はフル稼働してるのですが、このフル稼働最中に ストレージ充電(放電)を始める 電圧計の機能を使う のがすごくやりにくいため、充電器とは別に何かしら電圧を測る手段があれば便利という話です。 海外通販の金額調整ついでに買った電圧計 上記の様な専用品である必要は全くなく、 安いカード型の電圧計でも十分なので一個持っていれば何かと便利です。 むしろ初心者の場合は専用品ではなく、通常の電圧計の方がいいかもしれません。 経験者が好んで使うコンピュータプロポの場合、多くの場合プロポの機能として電圧の確認はできるのにたいし、初心者用プロポはLED3つとかだったりします。(大昔はアナログ電圧計ついてたんですけどね…) また、経験者の場合は断線の可能性がある箇所はそもそも存在しない構成にしたり、最初にコードが遊ばないようきっちり配線してしまうため断線・接触不良自体がなかなか発生しないのですが、コードを適当に束ねてぷらぷらさせてたり、配線を引き摺って走りがちな初心者車両は断線が結構発生します。 リポを安全に長く使うためにも、また、万が一のトラブル対応のためにも電圧計は用意しておくに超したことはありません。

銀入りハンダ

イメージ
銀入りハンダ。 店に行ったら売ってるので 「銀が入ってるからこっちの方が抵抗が少ない」 「だからパワーが出る」 とか悩みますよね。 気持ちは分かるのですが、はっきり言って必要ありません。 そもそも用途が違います。 このあたりのことは銀入りハンダの説明書や メーカーのサイト にも書かれてます。 銀入りハンダは銀メッキ端子や銀入りのケーブルと一緒に使うもので単体では全く意味ありません。 で、その手のケーブルやアンプはそこそこいい値段がします。 けど抵抗が… と思うかもしれませんが。 抵抗値にこだわるならば、 「コネクタの数を減らす、コネクタによいものを使う、配線を短くする」 と行った方向に考えた方がいいと思います。 例えばバッテリーのコネクタとして一般的な タミヤコネクタ やモーターとの接続に使用する ギボシ端子 はちょっといいモーターを使用すると両方 溶けます 。 これは単に接点の抵抗により熱変換されて溶けています。 ぶっちゃけ、F1やトゥエルブであればそれこそバランス充電端子に使用する細いケーブルでもブラシレスモーターで使うことができます(ただし車のカテゴリ・ターン数次第だとは思いますし、ブラシレスではなくブラシモーターだと通用しないと思います) この太さでも走れる 私はやったことありませんがタミヤの楽しい工作シリーズに使用されるより線でトゥエルブを走らせてる人がいたので話を聞きましたが「 これで全く問題ない 」という話でした。(実際それでレースに出てました) こんな細い線で十分なのであれば些細な抵抗値にこだわるの馬鹿馬鹿しい話だと思いませんか。 抵抗は太さに反比例し、長さに比例します。 銀入りハンダや配線しにくく半田ものりにくい高級な太い配線使って抵抗ダウンだぜ!という前に、個人的には 配線を短くする ところから始めた方がいいんじゃないかなと思います。 例がツーリングじゃなくて申し訳ないのですが。 典型的なF1は 配線が長い こーんな風にサーボの後ろとか横にアンプがのっていて線が長ーく後ろに伸びてることが普通ですが、 アンプの搭載位置を変更 モーターの前にのせちゃえば配線も短くなるし、 邪魔なケーブルがなくなってスッキリ 目に見えるケーブルが減るとメンテもしやすくなります。 ケーブル長さ的には1/3以下なので少なくとも抵抗値は1/3になってます。(配線抵抗は太さに

地味だけど非常に重要なボディピン

イメージ
非常に地味すぎてこんなのいるの? なくしてから買えばいいんじゃないの? と思うかもしれませんが。 大きなボディピン は 非常に重要 です。 主にこれが原因でためてしまうストレスの軽減という意味で。 多分、「おすすめのパーツってなんですか?」と聞いて回っても 誰もボディピンが重要だとは答えない と思いますが知ってる人からすると自然過ぎて思いつかないだけで 非常に重要 なんです。 大事なことなので2度でも3度でも言いますが… キット標準の一番小さいボディピンを使ってる経験者はなかなかの レアキャラ だと思います。 若いうちはいいんです。 お子さんとかなら大丈夫だとは思うんです。 が、年取ると非常につらい。 年取ってなくても結構つらい。 ピンを通すのもつらいけど、何より小さすぎてどこかに行っちゃうんです! 「コース脇で電源ON!」 なぜか動かない。ケーブル差し忘れてた!とかだとその場でボディ外してケーブルを挿すんですがこのときボディピンがどっか行っちゃったりするんです。 ただでさえボディピンを刺す穴を探すのつらいのに爪の先ほどしかないキット付属のボディピンは探すのもつまむのも一苦労。 また、ボディピンが小さいとボディの穴を貫通して走ってる最中にボディが外れたり、 小さいのはボディポストへの引っかかりが浅くてぶつけた際にピンが飛んでしまってボディがはずれるというのがちょくちょく起こるんです。 一番左がキット標準。まずはタミヤの7mmがおすすめ 大きなスナップリングは意外と重要です。 外れ防止という実用的な意味でもストレスをためないという意味でも。 それにボディピンを刺すのは意外と力がいるので指先が痛くなります。 とりあえずタミヤの7mm(写真右から2つめ)が一番おすすめ。 写真じゃわかりにくいですが、ラジオペンチで輪の部分を少し曲げて持ちやすくするといいと思います。 一番右の大きなものは最初から持ちやすいように角度がついていて非常に持ちやすいんですが、ボディポストへの引っかかりが浅くていまいちです。意外と衝撃でどっか飛んでいきます。 ただ、ボディピン、注意が必要で、タミヤ以外のメーカーからも持ちやすい・探しやすい等、工夫を凝らしたものがたくさん出ているんですが、たまに太くてボディポストの穴をピンバイスなどで大きく拡張しないと入らないようなものがあります。 正直このあたりは実

コアレスサーボとブラシレスサーボ

イメージ
サーボのスペック表を見ていると コアレス ・ ブラシレス というキーワードが出てきます。 これらは何を指してるのか。 それぞれをざっくり説明すると、 コアレス 学校でモーターの構造を習ったと思います。 モーターの巻き線は 鉄の芯 に巻き付けられてるということを覚えてるでしょうか。 コアレスとは、この 鉄の芯がありません 。 代わりに樹脂で巻き線が固定されています。 ブラシレス 文字通りです。ブラシレスモーターで駆動します。 普通の安いサーボと何が違うのか。 両者共通して動作がスムーズで軽いことがあげられます。 コアレスサーボ は鉄の芯が存在しないモーターで駆動します。 特徴はいろいろ「軽い」です。 重量物を回すより、軽いものの方が簡単に回りますし、通常のモーターは鉄の芯が存在するため、周りの磁石との兼ね合い上、コギングと呼ばれるいわゆる引っかかりが存在しますが、コアレスモーターにはコギングがありません。 結果、切り返し時などの反応など、動作の軽さがとにかく違います。 ミドルクラスのサーボ(5000円以上)は大体コアレスです。 ブラシレスサーボ はそのままの意味です。 ブラシレスモーターで駆動します。 回すものの重さ以外、コアレスと特徴的には大して変わりません。特徴としては私の主観ですがコアレスに比べ、トルクが出ます。高級品は大体ブラシレスです。15000円あたりからブラシレスになってきます。 正直言って一部のエキスパート以外、ブラシレスを買う必要はありません。 実際使っていても、通常のサーボとコアレスサーボは劇的に変わりますが、コアレスサーボとブラシレスサーボの間には前者ほどの劇的な差というのはないように感じます。 (もちろんブラシレスサーボのすごさは分かるのですが価格を考えるとそこまで出してまで必要か?と…) サーボも消耗品で、「ブラシ」が存在する以上、通常のサーボもコアレスサーボもそのうちメンテの必要も出てくるでしょうが、そんなに使い込むことは希で、大体の場合その前に別の場所が壊れたり、製品寿命でスペアパーツが市場から姿を消したり、ステップアップと称してほかのサーボを使い始めます。 初心者がコアレスなり、ブラシレスなりのいいサーボの搭載を考えるタイミングはレース出場を考えるタイミングで十分だと思います。 また、サーボも基本的には消耗品なので ただ安いからという理

サーボのサイズ

イメージ
RCカーに使用するサーボのサイズには大きく3つ、種類があります。 ここで言うサーボは「車用」として販売されているもので説明します。 スタンダード 一番デカいです。 オフロード車やエンジンカーに用いられます。電動オンロードで利用されることはかなり少なくなってきました。 ロープロ ノーマルを薄くしたものです。 サーボの出力軸を上にしたとき、高さが薄くなっています。それ以外のサイズはノーマルと一緒です。薄い分、ノーマルに比べ、(ギアの)耐衝撃性が劣ります。特別な理由がない限り電動オンロードはロープロサーボを使用します。 ミニ ノーマルをそのまま小さくしたような見た目のものです。 主にトゥエルブカーで使用されます。 逆にトゥエルブにミニ以外のサーボは基本的に使用しません。 10年前まではスタンダードサイズのサーボが主流で、ロープロサーボ自体がまださほど普及はしていなかったのですが、現在は(電動のオンロードにおいては)ロープロサーボが主流です。 どのくらい主流かというと、 天下の”タミヤ”が ロープロサーボしか載らない車を販売する 位 です。 どうしても俺はスタンダードがいいんや!ロープロなんか嫌いや! だとか たたき売りされてるフタバS3003で十分!ロープロなんて高いの買えるか! だとか オフロード(orエンジンカー)で使うんや! なんて言う理由がない限り、ロープロサーボの使用がもはや前提となっています。 経験者から見てもスタンダードサイズのサーボを買う理由がどこにもありません。 どのくらいスタンダードのサーボに使い道がないかというと、 受信機の下敷きになってるのが スタンダードサイズ の ブラシレス サーボ ランチボックスミニ に、スタンダードサイズだという理由で余っていた 高級ブラシレス サーボが乗る位、現在は使い道がありません。(ちなみに記事を書いてる私はオフロードもエンジンもやりません。あしからず。) ちなみに各サーボの見た目はこんな感じ。 ロープロサーボ ミニサーボ

なぜ車種関係なく同じような色のボディを使う人が多いのか

イメージ
一言でいうと コース上で探しなれている・見慣れている からです。 昨年度のレースの一幕ですが、 走行中、ライバル車との 差 がアナウンスされたとき、ちょうどクリッピングポイントを過ぎたので近くにいるはずのライバル車の具体的な位置を探すため、少し自車から目を離します。 矢印の先が自車 「あーあれかー」と確認後、視線を自車に戻す 確認後、自車に再度視線を戻すのですが、 このときに「 自車を 一瞬で 探し出して状況を判断できないと困る 」ためです。 これは自車の位置だけではなく、車両の向きや姿勢も含みます。 (だいたい写真に写ってるくらいの広さにいる車両の動きは把握しながら走ってますがそこに「いる」ことは分かっても「誰」までは把握してません。私の場合はですが。) なのでレースに出てる人の車はボディの形状・出走クラスに関わらず、よく似た感じの「 探しやすく把握しやすいパーソナルカラー 」になります。 結果、青白の人もいれば黄色のひと、赤色のひと、操作する人単位で同じようなカラーリングのマシンになるという具合です。 また、何色が誰だというのを覚えてもらえるというメリットも有ります。 「トップが誰なので何色には譲らないといけない」ということですね。 決して実車のようにスポンサーのカラーリングになっているわけでも、私のカラーリングは「赤いから3倍速い」とか言いながら”パーソナルカラー”に酔っている訳でもありません。 (有名な人と同じカラーリングにしてたり3倍速いのに酔ってる人も中にはいるでしょうが…) もちろん「わかりやすく探せる」ことが前提になるため、 基本的に暗く地味な配色の人は少数派です 。逆に言えば 明るい車両は近くで事故っても動きを把握してるので安全に避けることができますが保護色のような暗い色の車両は把握しづらく緊急回避になりがちで、多重事故につながることが多い です。 例えば私の場合だと、希に マルボロカラー に間違われますが、 本格的にRCを始めた90年代半ばにお気に入りだった NISSANフェアレディZ(タミヤIMSA32Z) や 当時のタイサンカラー から徐々に変化して 90年後半からはずっとこのカラーリング なので白に蛍光レッドが一番慣れているという訳です。 (仕事等で遠ざかっていた時期の方が圧倒的に長いのでずっとやってた訳ではありませんが) 1998年ぐらい