コアレスサーボとブラシレスサーボ
サーボのスペック表を見ているとコアレス・ブラシレスというキーワードが出てきます。
これらは何を指してるのか。
それぞれをざっくり説明すると、
- コアレス
学校でモーターの構造を習ったと思います。
モーターの巻き線は鉄の芯に巻き付けられてるということを覚えてるでしょうか。
コアレスとは、この鉄の芯がありません。
代わりに樹脂で巻き線が固定されています。 - ブラシレス
文字通りです。ブラシレスモーターで駆動します。
普通の安いサーボと何が違うのか。
両者共通して動作がスムーズで軽いことがあげられます。
コアレスサーボは鉄の芯が存在しないモーターで駆動します。
特徴はいろいろ「軽い」です。
重量物を回すより、軽いものの方が簡単に回りますし、通常のモーターは鉄の芯が存在するため、周りの磁石との兼ね合い上、コギングと呼ばれるいわゆる引っかかりが存在しますが、コアレスモーターにはコギングがありません。
結果、切り返し時などの反応など、動作の軽さがとにかく違います。
ミドルクラスのサーボ(5000円以上)は大体コアレスです。
ブラシレスサーボはそのままの意味です。
ブラシレスモーターで駆動します。
回すものの重さ以外、コアレスと特徴的には大して変わりません。特徴としては私の主観ですがコアレスに比べ、トルクが出ます。高級品は大体ブラシレスです。15000円あたりからブラシレスになってきます。
正直言って一部のエキスパート以外、ブラシレスを買う必要はありません。
実際使っていても、通常のサーボとコアレスサーボは劇的に変わりますが、コアレスサーボとブラシレスサーボの間には前者ほどの劇的な差というのはないように感じます。
(もちろんブラシレスサーボのすごさは分かるのですが価格を考えるとそこまで出してまで必要か?と…)
サーボも消耗品で、「ブラシ」が存在する以上、通常のサーボもコアレスサーボもそのうちメンテの必要も出てくるでしょうが、そんなに使い込むことは希で、大体の場合その前に別の場所が壊れたり、製品寿命でスペアパーツが市場から姿を消したり、ステップアップと称してほかのサーボを使い始めます。
初心者がコアレスなり、ブラシレスなりのいいサーボの搭載を考えるタイミングはレース出場を考えるタイミングで十分だと思います。
また、サーボも基本的には消耗品なのでただ安いからという理由で廃盤製品を中古などで買うとギアが欠けたりサーボの耳が折れたりしたときに修理できなくなることは認識しておく必要があります。
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