銀入りハンダ
銀入りハンダ。
店に行ったら売ってるので
「銀が入ってるからこっちの方が抵抗が少ない」
「だからパワーが出る」
とか悩みますよね。
気持ちは分かるのですが、はっきり言って必要ありません。
そもそも用途が違います。
このあたりのことは銀入りハンダの説明書やメーカーのサイトにも書かれてます。
銀入りハンダは銀メッキ端子や銀入りのケーブルと一緒に使うもので単体では全く意味ありません。
で、その手のケーブルやアンプはそこそこいい値段がします。
けど抵抗が…
と思うかもしれませんが。
抵抗値にこだわるならば、
「コネクタの数を減らす、コネクタによいものを使う、配線を短くする」
と行った方向に考えた方がいいと思います。
例えばバッテリーのコネクタとして一般的なタミヤコネクタやモーターとの接続に使用するギボシ端子はちょっといいモーターを使用すると両方溶けます。
これは単に接点の抵抗により熱変換されて溶けています。
ぶっちゃけ、F1やトゥエルブであればそれこそバランス充電端子に使用する細いケーブルでもブラシレスモーターで使うことができます(ただし車のカテゴリ・ターン数次第だとは思いますし、ブラシレスではなくブラシモーターだと通用しないと思います)
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この太さでも走れる |
私はやったことありませんがタミヤの楽しい工作シリーズに使用されるより線でトゥエルブを走らせてる人がいたので話を聞きましたが「これで全く問題ない」という話でした。(実際それでレースに出てました)
こんな細い線で十分なのであれば些細な抵抗値にこだわるの馬鹿馬鹿しい話だと思いませんか。
抵抗は太さに反比例し、長さに比例します。
銀入りハンダや配線しにくく半田ものりにくい高級な太い配線使って抵抗ダウンだぜ!という前に、個人的には配線を短くするところから始めた方がいいんじゃないかなと思います。
例がツーリングじゃなくて申し訳ないのですが。
典型的なF1は
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配線が長い |
こーんな風にサーボの後ろとか横にアンプがのっていて線が長ーく後ろに伸びてることが普通ですが、
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アンプの搭載位置を変更 |
モーターの前にのせちゃえば配線も短くなるし、
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邪魔なケーブルがなくなってスッキリ |
目に見えるケーブルが減るとメンテもしやすくなります。
ケーブル長さ的には1/3以下なので少なくとも抵抗値は1/3になってます。(配線抵抗は太さに反比例し、長さに比例するため)
ケーブルを短くして減った抵抗でパワーアップ!を体感できるのであれば銀入りハンダも無駄な選択肢ではないと思います。
正直これでパワーアップを体感できるような場合はプラシーボじゃないの?とは思いますが…
銀入りハンダにこだわる前にもっと工夫する箇所はたくさんあるはずです。
それに、銀入りハンダでパワーアップ!というような正直「信じるものは救われる」級の「ほんとかよ!?」と思える様なアイテムは数多く売ってます。
少しでも「ほんと?」と思う余地があるアイテムは
「できることは何でもしてライバルに差をつけたい!」
「私が勝てないのは銀入りハンダを使ってないせいだ!」
という時以外は手をださないほうがいいと思います。
初心者の方はまずコースをきれいに一週できるように練習するところから始めましょう。
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