半田ごてについて
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最近、ようやくレギュレーションで指定された、TC-01に唯一乗るアンプ、TBLE-03S(の中古)を手に入れた訳ですが、コードがぼろっぼろだったのでダメなコードを置き換えたんですよ。
5k円とか6k円でカスタマー送り…ただでさえ品薄時に手に入れた中古なのにこれ以上お金かけたく有りません。
所謂ショップレースなのでコードの置き換えぐらい何のその。
タミヤ主催のレースには出ないので細かいことは気にしません。
…レギュレーションで指定されてなかったら絶対に買わない系のアンプだこれ… |
作業中ふと思った(事を思いだした)ので記事にします。
一応使い分けている2本の半田ごて。 |
写真はうちが使ってる2本の半田ごてですが、
- (主に)RCの作業をする時に使用する半田ごて
ボタンを押すと一時的に90Wになるgoot社のTQ-95。通常時は15W。 - (主に)電子工作する時の半田ごて
amazonの安売りセールで購入した温度調整式60W半田ごて。
2本を一応使い分けているのですが、②の電子工作用の半田ごてではRC用には全く使えません。
なぜでしょうか。
先端は「慣れ」の問題で両方斜めカットです。
電子工作やる分にはもうちょっと細い方がいいんでしょうけどね… |
なぜ温度調整できる60Wの半田ごてがRC用に使えないんでしょうか。
ここまで読んで原因解る人はこの先を読む必要はありません。
答えは熱容量の問題から使えません。
要は①とは違い、②は先端に溜められる熱量が少ないため、たとえ温度調整機能で400度にしたって相手がアンプやバッテリーに使うような「太いコード」や「大きな端子」が相手だと逆に冷やされる事で融点の温度を維持出来ず、ハンダを溶かす事が出来ないんです。
多くの場合、半田ごてのスペックはW数(ワット数)と先端の形状で語られがちですが…
まぁ当然ワット数がなければ接合物にコテを当てた際の復帰に時間がかかりますし、先端形状は目的に合ったモノでないと作業性と熱を効率よく伝えられないから重要と言えば重要なのですが、そもそも熱容量が必要十分でなければいくら暖める能力に優れていようと伝える効率がよかろうと文字通り焼け石に水です(暖めるのと冷やすの逆ですが)。
いくら熱く設定出来ようが、ワット数が大きかろうが、その熱を溜められる容量がスプーン一杯では意味がないんです。
素材に熱を分け与えた上でなお、ハンダの融点以上に温度を維持出来る必要があるわけです。
以上、半田ごての熱容量の問題でした。
…念のため言っときますが、解けないからって素材に当てたままじーっとハンダ解けるの待つのはNGですからね?
ヨコモの動画ではどっちかというと形状が重要で「太い」のは「便利です」の一言で流されてますが便利ですではなくて必須です。使えるレベルで熱を溜められる前提なのであれば太ければ太いほど便利なのは事実ですけどね。
当たり前の事過ぎてまぁ便利ですで片付けちゃったのだとは思うのですが…
なお、私が使ってるgootのTQ-95は先端変更した状態で使えるという程度の熱容量なので、もし一本あつらえようと思ってるひとは最初から高熱容量を売りにしてるモデルにしましょう。
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