駆け引き時に注意すべきこと コーナー編1-1

サーキットにもなれ、話し合う人が増えてくると次第に一緒に走る機会が増えてくると思います。

レースもそうですが、一緒に走る時、張り合う際には鉄則があります。

「相手車両を後ろから斜めに押すな・引っかけるな」

どんな状況であろうと

原則として後ろから押した方が100%悪い

です。


実車とRCカーはいろいろ共通点がありますが、実車と違い、RCカーの場合、「レコードライン」はセッティングと腕次第で全く異なります。

マリオカートで最高速重視のクッパと加速重視のヨッシーでは全く異なるのと一緒です。(解り辛いですね)

要は回転半径や加速力、レコードラインが全く異なる車両が入り乱れてるというのがRCです。
実車に比べて「速い車が遅い車を押す」「遅い車が速い車を押す」というシチュエーションが頻繁に発生します。

速い車が遅い車を押すというのはまぁ解ると思いますが、遅い車が速い車を押すというのはどういうことでしょうか。


曲がれる回転半径が全く異なるAとBが走っているとします。
話がややこしくなるのでこの例では

  • 腕の差は全く同じ
  • ブレーキを使わないで自然減速

とします。

A(青)B(赤)、曲がれる回転半径が倍違うと仮定

走るコースはわかりやすいS字を考えます。

左上から右下に走ります。




このコースをA(青)B(赤)、それぞれ速く走る為のラインはこうなります。
当然小回りが可能なB(赤)A(青)に比べて直線区間が長くとれます。
それぞれのレコードライン




それぞれの車両の現在位置がこうだったとしましょう。
  1. A(青)はアクセルを抜いてステアリングの切り始め、
  2. B(赤)はまだまだアクセル全開
このあと加速中のB(赤)が減速中のA(青)を抜きます




さて。B(赤)A(青)のインをつきました。
直線距離を長くとれるB(赤)青(A)だと追いついて当然です。
ようやくアクセルを抜いたB(赤)がコーナリング中のA(青)のインを付く



はい。まぁ予想通り事故ります。
当然こうなる


じゃぁこのケースではどちらがどのようにしないといけないのでしょうか。

答えはこうです。

A(青)からすると
「無理なライン取りで突っ込んできたB(赤)が悪い」
と思うかもしれませんが、
Bからすると
「無理なラインでも何でもねぇよ」
の一言です。

この場合、A(青)の言う「無理なライン取り」A(青)B(赤)のラインで走ると遅いという意味のラインであって、B(赤)に取っては「無理でも何でもない」のです。
だってB(赤)に取っては小回りするのがレコードラインです
安易に前に出られるのにわざわざ回転半径の大きいA(青)同じラインを走ってタイムを落とすとか意味不明です。
鼻先を突っ込まれた時点でA(青)には避ける必要が出てきます。



ただ、B(赤)A(青)と同じ回転半径でしか回れないのに突っ込んできた場合は異なります。
A(青)B(赤)の通過を少し待って、B(赤)が膨れた内側を抜ければいいだけです。
レースの経験が豊富かどうかは大体こういうケースに対応できるかどうかに出てきます。先の展開を読みながら走れるかどうか?の違いです。
A(青)B(赤)の通過を少し待てばいいだけ。


さて。
  • RCを実車かゲームかと勘違いしてるひと
  • 一つのラインしか走れない人
  • 特定のサーキットでしか速く走れない人
  • レースの経験がさほどでもない人
に多いような気がするのですが、一律こういう反応を示す様に思います。
「魚雷かっ!」
「無理に突っ込でくるな!」

実車やそれをモチーフとしたゲームといろいろ共通点の多いRCですが、ことレースとなると実車とは相当違います

ヨッシーにはヨッシーの、クッパにはクッパの走り方があるのです。
実車の様に全車マリオで縦に並んで走る訳ではありません。


ていうか実車でもこういうケースは頻発しますがその場合、どう評価してるでしょうか?

実車の場合レコードラインはほぼ共通なので「勝負に出たー」とでも実況が叫ぶでしょうが、レコードラインが大きく異なるケースが多いRCの場合は強引でも何でもなく、本当に頻発するケースです。

要はレコードラインはセッティングや腕で千差万別ということです。
RCの場合、本当に腕もセッティングも似通ってたり、お互いの癖が似ていた上で、タイムが同等なケースでしか、実車のような行儀のよい競い合いは発生しません



ただ、この場合は別です。

横から突っ込むB(赤)が悪い




じゃぁ回転半径の大きいA(青)B(赤)をラップタイムで上回っていた場合、A(青)B(赤)をどうやって抑えればいいのでしょうか。

…そもそも大回りしかできないA(青)B(赤)より速いなんてあり得るかと言うとまずないとは思うのですが…


話があまりに長くなったので次回に続きます。

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