タミヤ:ハイトルクサーボセイバーの持病であるニュートラルズレに一工夫

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 一応業界スタンダード?な位置を長いこと占めているタミヤのハイトルクサーボセイバーですが… まぁよく言われるようにニュートラルがずれます。 一応対応方法はあるので今回はその話。 まず説明書通り組むとこうなります。 スキマ 一番内側のリングで樹脂パーツを挟み 込み、外側2枚のリングで一番内側のリングを押さえている。 ニュートラルのズレはこの内側1枚のリングと外側2枚のリングがズレることで結局一番内側のリングがきちんと樹脂パーツを”真ん中で”保持出来なくなることで起ります。 じゃぁどうするのか。 3枚ではなく、2枚(金色1枚、黒色1枚)で押さえます。 単純にやるとこうなります。 真ん中の金色一枚を抜いて一枚ずつにする 当たり前ですが、真ん中一枚分のスキマが開いて、黒色のリングの引っかかりが非常に怪しくなります。 なーのーでー 取り去った金色リングの代わりにテープを貼る 今回はマスキングテープを3枚貼ってみました。 全周巻いたら意味がないので適当…左右それぞれ6mm~8mm程度?です。 黒色のリングがきちんと外側に引っかかっているのが解るでしょうか。 抜いた金色リングのスキマも全体的に均等になった 樹脂パーツを内側の金色リングと外側の黒色リング、2枚で挟めている のが解ると思います。 当然3枚あったのを2枚にするので、ニュートラルがずれることはコレで防げますが、どうしても緩くなるのは防げません。 正直なところ、ホーンの長さが足りるのであればキンブローのサーボセイバーを使うことをおすすめしますが… いろいろ長さがそろっているハイトルクサーボセイバーを使う時は一工夫しないと行けない事だけは覚えておきましょう。 ただ、タミグラ・タミチャレだとこの工夫は…NGな気がします。 【ネコポス対応】SP.1000/タミヤ/ハイトルクサーボセイバー(黒) 楽天市場でチェック Amazonでチェック by カエレバ [174] サーボセイバーホーン(フタバ用) キンブロー製 (4534182001747) 楽天市場でチェック Amazonでチェック by カエレバ サーボセイバーホーン (サンワ、KO大用) キンブロー製 172 楽天市場でチェック Amazonでチェック by カエレバ なお、XRAYのサーボセイバーは堅すぎるのでそれなりのサーボ以外に使うとセイバーとしては動作せずサーボを

ボディの割れを防ぐ

タミヤのボディはほかのメーカーと違ってフロントの立体造形がきちんとしていて段違いにかっこいいです。

が、
その構造上、ぶつけたら高確率で割れます。
タミヤのボディでなくてもフェンダーのあたりやボディポストの穴周りは高確率で割れます。

割れちゃったの図

こうならないためには基本的に割れる前に補強する必要があります。
はっきり言って割れちゃったら手遅れです。

ボディを補強する方法は現状2択です。
  • シューグー(あるいはその代替品)を用いてガラス繊維などを張り込む
  • 専用のテープを用いる

シューグー
シューグーは靴用ですが、ホビー用として透明のものが売っています。
代替品とは普通のボンドです。どれが使えるかはやってみないとわかりませんが…昔知人が代替品を探すのに凝ってる時期があったので使えることは使えます。どれがつかえるかはさすがに10年前の話なので忘れました。
特に理由がない限りシューグー、あるいはタミヤ製の補強用接着剤を用いるのがいいと思います。
なお、シューグーは粘度高め、タミヤの補強用接着剤は粘度薄めです。
個人的にはタミヤのほうが使いやすいです。繊維の隙間から押し込むのが粘度が低い分簡単です。
張り込む繊維は通常ガラス繊維(専用品)です。
20年前はカーボンシートなども売っていたのですが…ガラスで十分です。
立体箇所への張り込みは複数段階に分けてはりこむ必要があります。
ガラス繊維事態にある程度の接着力があらかじめ付与されてますが、シューグーを塗ると剥がれてまっすぐに直ろうとするため、立体物へ張り込む時は段階的に少しずつ張り込む必要があります。専用のテープに比べて比較にならないくらいめんどくさいです。



専用のテープ
アルミのテープにガラス繊維を含めたものです。
私はもっぱらシューグーなので詳しくは知りませんが、とりあえずタミヤ製を選んでおけば間違いないです。





シューグーにしろ、専用のテープにしろ、両者とも基本的にはガラス繊維により補強します。
じゃぁグラステープは駄目なの?
というと別に駄目というわけではありません。

ですが、グラステープ(ナイロン)と専用のテープ(アルミ)を比較すると、
密着度と接着力が圧倒的に違います。
値段も圧倒的に違うのでアレなのですが…

すでに割れちゃったボディに対して専用のテープをわざわざ買って使うのがもったいないので私は割れちゃった部分を一時的につなぐ分にはグラステープを用います。

手遅れの図

なお、シューグーとアルミテープを比較すると…

強度
シューグー>>>アルミテープ>(超えられない壁)>グラステープ

重量
シューグー>>グラステープ>アルミテープ

です。
シューグーは使用する量にもよりますが数十グラムは重くなります。
ただ、圧倒的に強度が違います。
このあたりはボディの剛性を優先するか、レース前提ボディの部分的補強に使うかにもよります。
アルミテープはレースでも使えるように必要最低限な面が強いのでどちらがおすすめかと言われるとなんともいえません。
補強するというそもそもの目的を達するという意味ではシューグーをおすすめします。
圧倒的にめんどくさいですが。

ちなみに私の場合、とことんやる場合はこのくらいやります。
正直やり過ぎたと思っている

90年代後半の不人気R390GT1'98絶版ロングテールボディ(メーカー倒産済み)かつ、チェッカーフラッグカラー(エアブラシ塗装)という希少価値も手間暇もかかりまくったボディという極端な例ですが。
これでウイング込みで大体130gです。
ツーリングカー用ボディの場合、軽くて70~80gでしょうか?
シューグーにしろ、テープにしろ、この重さをどう見るかという話ですが、
初心者の頃は特にぶつけて壊して操縦を覚える面が強いのできちんと補強はしておいたほうがいいです。
はっきり言ってボディが50g100g重くなったところで初心者にはその差は感じられないです。
(ボディの空力や重さが感じ取れてタイムに影響するような人は初心者ではありません)


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